メッセージ
Message
20世紀、電気エネルギーは社会生活に欠くことのできないエネルギー源となり、エレクトロニクスや情報通信はスマートな社会を創成するのに必須の技術となりました。そして、21世紀には、あらゆるモノやサービスにこれら電気電子の技術が入りこむことで、安全で快適な生活を実現しようとしています。今後、人類は、エネルギー需要の増大、高齢化社会の到来、地球温暖化など様々な問題を解決しなければなりません。そのために電気、情報通信、エレクトロニクス、機能性材料を基盤とした一層の技術革新が求められています。
社会が抱えるこれらの課題を解決するためには、既存技術の発展はもちろんのこと、新たな光・磁気物性やセンシング技術等、境界領域への挑戦が必要とされています。自由な発想を体得して新分野に立ち向かってゆく技術者・研究者を育むために教育研究基盤を拡充し、2018年4月埼玉大学 工学部 電気電子物理工学科が生まれました。
電気電子物理工学科ではこのような広い視野に基づいて、継続的な教育カリキュラムの改善と新しい研究テーマの追求を常に行っています。真に豊かな21世紀を目指し、エレクトロニクスと物理工学の更なる融合・発展によって、新たな時代を私達と共に創り出していきましょう。
電気電子物理工学科について
About
近年の電気電子工学、物理工学は、産業界のみならず日常生活にも密着した基盤技術となっており、その進歩には目を見張るものがあります。 当学科では時代のニーズに応えるべく、電力、ロボット、情報通信、エレクトロニクスの電気電子工学だけでなく、応用物理である新しい発光素子、高効率太陽電池、磁性体、高温超伝導体、超耐熱性素材等の機能性材料についても教育・研究開発を行います。 また生体からの信号などこれまで見えなかったものを可視化する計測技術や、あらゆるモノを情報ネットワークに有機的に結び付けてスマートな社会を創る情報通信ならびにソフトウェア技術を進歩させ、高度な情報化社会を実現できる人材を育成します。 さらにロボットをはじめとする制御技術、新エネルギーの開発、効率的なエネルギー伝送方法の研究などを通じて社会により大きな恩恵をもたらすことができる人材育成をします。
様々な分野で活躍できる優秀な人材の育成に加えて、最新の研究成果の発表等を通じて社会への貢献にも努めていきます。
埼玉大学 工学部 電気電子物理工学科の5大特徴
Feature
魅力ある電気電子物理工学科
充実した教育と研究環境
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● 少人数専門教育(教員1人あたり学生3.4名)
1学年110名定員に対し、教員32名で教育を担当しています。
● 電気・電子・応用物理に関する広い視野と深い知識
数学・物理・電気回路・電子回路・電磁気学・量子力学など、電気・電子・応用物理を学ぶ上で基礎となる科目を幅広く、かつ、深く修得した後、「制御システム・エネルギー・環境系科目」「材料・デバイス・光応用分野」「回路システム・情報通信分野」の各専門分野について学ぶことで、電気・電子・応用物理に対する広い視野と深い知識を身に付けます。
● 演習・実験による内容が徹底理解できるカリキュラム
主要な基礎科目には演習科目を併設し、講義内容の分からなかったところが分かる、理解を深められるようにカリキュラムを編成しています。また、講義内容の進行に沿ったテーマの実験科目があり、少人数グループによる実験実施を通して電気電子科目の実際を学ぶことができます。
● TOEICを重視した英語教育
埼玉大学ではTOEICを重視した英語教育を行っています。企業の多くが海外出張の要件とする600点の取得を目標としています。
優れた進学・就職実績
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● 70%以上が大学院へ進学
毎年50名以上が大学院へ進学します。
● 社会をリードする企業への高い就職率
毎年学部卒で約20名、修士卒で約60名の学生が就職しますが、求人は500社以上あります。100%に近い就職率です。
国立大学の少ない学費
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● 授業料は約54万円/年
私立大学の半分以下の学費で充実した教育を受けることができます。
● 奨学金
日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金を学部学生の約3割が、修士学生のほぼ全員が取得しています。
東京に近い総合大学
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● 都心まで約40分。学生生活、就職活動に有利
東京の多彩な文化に接する、最新の技術展示会を見る、学会活動や就職活動を行う上で大変有利です。
● 緑豊かな単一キャンパスの総合大学
埼玉大学は5学部(教養学部・教育学部・経済学部・理学部・工学部)からなる総合大学です。他学部の講義を受講できます。また、サークル活動も盛んで、友人もたくさんできます。
電気電子物理工学科 教職員紹介
Faculty member
教員
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教授 (Professor)
准教授 (Associate Professor)
助教 (Assistant Professor)
職員
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技術職員
飯塚 武志 (IIZUKA Takeshi) 川原 藤樹 (KAWAHARA Fujiki) 高橋 一成 (TAKAHASHI Kazunari) 高宮 健吾 (TAKAMIYA Kengo) 德田 大鷹 (TOKUTA Hirotaka) 事務職員
山口 紅美子 (YAMAGUCHI Kumiko)
電気電子物理工学科の沿革
History
当学科の前身である電気工学科から数えると62年の歴史があります。