以下は2017年度入学生までが対象です。
メッセージ
20世紀後半のエレクトロニクス技術の驚異的な発展。日本は、エレクトロニクス技術とともに急成長して来ました。そして、21世紀はエレクトロニクスを中心とした一層の技術革新が求められています。
今、これまでの学問分野のさらなる発展はもちろんのこと、従来の学問分野から派生した新しい境界領域への挑戦が必要とされています。自由な発想を持って新分野に立ち向かってゆく研究者を育むため、大学は創造性と柔軟性に富んだ教育・研究のための環境へと自己改革をしようとしています。
このような視野に立って電気電子システム工学科では教育研究基盤を整備し、継続的な教育カリキュラムの改善と常に新しい研究テーマの追求を行っています。
真に豊かな21世紀を目指して、エレクトロニクス技術の更なる前進、大いなる成果を私達と共に創り出していきましょう。
電気電子システム工学科について
近年の電気電子工学は、単に産業界のみならず日常生活においても欠くことの出来ない基礎技術となっており、その進歩には目を見張るものがあります。特に、エレクトロニクス分野の技術革新は、コンピュータ、超LSI、光ファイバ、新素材を含むハードウェアを提供し、これらを有機的に結び付ける情報通信ならびにソフトウェア技術の進歩と融合して、高度な情報化社会を実現してきました。さらにメカトロニクスなどの他の高度技術と結合して、社会により大きな恩恵をもたらそうとしています。
このような背景を踏まえ、電気電子システム工学科では、時代のニーズに応えるべく、コンピュータの基礎はもとよりLSI回路設計、情報通信基礎論、人工知能等の教育研究、電子デバイス等の新しい半導体素子の開発および物性研究、エネルギーの発生・伝送および制御と高度化利用等に関する教育研究に携わっており、また優秀な人材の育成等を通じて社会への貢献にも努めています。
埼玉大学工学部 電気電子システム工学科の5大特徴
1. 魅力ある電気電子システム工学科
- 日本の産業の牽引力
電力・通信・鉄道の社会基盤から、国際競争力のある半導体、家電、自動車まで電気電子システム技術が不可欠です。優秀な人材へのニーズが高く就職に困りません。 - 新発見・新技術の魅力
常に新しい発見があり技術が生まれる活気ある分野です。あなたも挑戦して成功の醍醐味を味わいませんか。
2. 充実した教育と研究環境
- 少人数専門教育(教員1人あたり学生4名)
1学年77人に対し、教授8名、准教授8名、助教6名が教育を担当します。 - 演習・実験による内容が徹底理解できるカリキュラム
主要な基礎科目には演習科目を併設し、講義内容の分からなかったところが分かる、理解を深められるようにカリキュラムを編成しています。また、講義内容の進行に沿ったテーマの実験科目があり、少人数グループによる実験実施を通して電気電子科目の実際を学ぶことができます。 - TOEICを重視した英語教育
埼玉大学ではTOEICを重視した英語教育を行っています。企業の多くが海外出張の要件とする600点の取得を目標としています。
3. 優れた進学・就職実績
- 70%以上が大学院へ進学(埼玉大・東京大・東工大など)
毎年50名以上が大学院へ進学します。 - 社会をリードする企業への高い就職率
毎年学部卒で約30名、修士卒で約40名の学生が就職しますが、 求人は500社以上あります。100%に近い就職率です。
4. 国立大学の少ない学費
- 授業料は約54万円/年
私立大学の半分以下の学費で充実した教育を受けることができます。 - 奨学金
日本学生支援機構(旧日本育英会)の奨学金を学部学生の約3割が、修士学生のほぼ全員が取得しています。
5. 東京に近い総合大学
- 都心まで約40分。学生生活、就職活動に有利
東京の多彩な文化に接する、最新の技術展示会を見る、学会活動や就職活動を行う上で大変有利です。 - 緑豊かな単一キャンパスの総合大学
埼玉大学は5学部(教養学部・教育学部・経済学部・理学部・工学部)からなる総合大学です。他学部の講義を受講できます。また、サークル活動も盛んで、友人もたくさんできます。
電気電子システム工学科の沿革
- 昭和38年 電気工学科設立、機械工学科とともに埼玉大学工学部を発足させる
- 昭和47年 電子工学科を併設
- 平成4年 電気工学科、電子工学科を合併し、電気電子工学科設立
- 平成7年 電気電子システム工学科へ改組
- 平成30年 機能材料工学科と環境共生学科の一部を統合し、電気電子物理工学科へ改組