工学部 電気電子物理工学科

在学生・卒業生の声

在学生(学部生)

横川 智奈美 さん

埼玉・県立熊谷女子高等学校 出身

2019年学部入学

学部4年生(執筆時)

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Q. 当学科を受験した理由は何ですか?

A. 高校時代に物理と化学が好きだったことから、材料分野に興味がありました。当学科のHPを見たところ、材料分野の研究室が多くあったため、受験するに至りました。

Q. 学部生時代に授業で印象的だった授業は何ですか?

A. 電気回路です。日常生活で何気なく使っている電気ですが、その基礎知識を学ぶことができ、大変興味深かったです。

Q. 学部生時代に学業以外にどんなことをやってましたか?

A. 水泳指導のアルバイトや水泳部に所属して活動をしていました。

Q. 今、どんなことを研究していますか?

A. 中間バンド型太陽電池の研究を行っています。環境問題に興味があり、太陽光発電は再生可能エネルギーを中心とする脱炭素化エネルギーシステムにおいて、主力電源として大きな役割を担うため、この分野で研究を行いたいという思いからテーマを決めました。

Q. 当学科の魅力、入学して良かったことは何ですか?

A. 就職活動で大変役立つ知識や経験が出来たことです。就職先では電気系の仕事に就くため、大学の知識を就職先で活かせることがよかったです。

Q. 電気電子物理工学科を目指す人にひとこと、お願いします!

A. 全力を尽くして頑張ってください!

吉永 千慧 さん

埼玉・私立大宮開成高等学校 出身

2019年学部入学

学部4年生(執筆時)

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Q. 当学科を受験した理由は何ですか?

A. 大学受験の際に化学系と物理系の学科で迷いましたが、多くの業界において電気の知識の需要が高いため、就職の際に幅広い選択ができること、大学で学んだ専門知識や技術を社会で生かせるような実践的な授業が多いことを知り、電気系を選びました。

Q. 学部生時代に授業で印象的だった授業は何ですか?

A. プログラミングと学生実験です。プログラミングの授業ではC言語を学習し、自分の書いたコードが動作した時はとても嬉しかったです。。プログラミングではエラーが起こることがよくありますが、原因を分析し、改善していくことにも面白さを感じました。 学生実験では、実際に手を動かして実験をすることによって、電磁気学や電気回路などの幅広い知識や測定機器の操作方法の理解が深まりました。また、実験のレポート作成を繰り返すことで、実験の主旨と結果をまとめる力や論理的に考察する力が養われました。

Q. 学部生時代に学業以外にどんなことをやってましたか?

A. 飲食店や家庭教師のアルバイトです。

Q. 今、どんなことを研究していますか?

A. 低コストで高効率の次世代型太陽電池の材料として期待されているGaPN混晶の窒素濃度による発光の変化について研究しています。

Q. 当学科の魅力、入学して良かったことは何ですか?

A. 電気電子物理工学科は大学で学んだ専門知識を社会で生かせるような実践的な授業が多いことがとても魅力的です。レポートで頭を使う事が多いですが、その分自分で文献を探したり考えたりする事で、社会のどこでも活用できる問題解決力や論理的思考力を養うことができる学科です。

Q. 電気電子物理工学科を目指す人にひとこと、お願いします!

A. ぜひ埼玉大学で充実した大学生活を送りましょう!

在学生(大学院生)

伊藤 哲也 さん

千葉・県立柏高等学校(理数科) 出身

2020年学部入学・2024年大学院博士前期課程入学

博士前期課程1年生(執筆時)

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荻原 幸伽 さん

秋田・県立秋田南高等学校 出身

2018年学部入学・2022年大学院博士前期課程入学

博士前期課程1年生(執筆時)

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鈴木 愛奈 さん

静岡・県立静岡高等学校 出身

2018年学部入学・2022年大学院博士前期課程入学

博士前期課程1年生(執筆時)

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Q. 当学科を受験した理由は何ですか?

A. ハードからソフトまでの幅広い領域の教育に力を入れていると思ったからです。

Q. 学部生時代に授業で印象的だった授業は何ですか?

A. 電気電子物理工学実験Ⅰ~Ⅲです。数人のグループに分かれて実験を行う授業ですが実験のテーマが様々あり、講義で学習した様々な知識を実験内で実際に生かすことができ、今までの学習に対する深い理解を得らえることに面白さを感じたからです。また、実験中は先生やTAの方が親身になって教えて下さることも魅力的でした。

Q. 学部生時代に学業以外にどんなことをやってましたか?

A. (学内)サークル活動や留学生との交流イベントへの参加です。
(学外)アルバイトです。

Q. 大学院に進学した理由は何ですか?

A. 学部時代の研究を続けながら、研究に関わる専門性の高い知識を取得したいと考えたからです。

Q. 今、どんなことを研究していますか?

A. LB膜を用いた味覚センサの研究をしています。LB膜の材料や作り方を変えたセンサを作り、評価をすることで味覚センサに適切な膜の検討をしています。 私の研究は電気だけでなく化学や生体にも関わるため幅広い角度から研究にアプローチできることが面白いです。研究では自分でセンサを1から作っているため、ガラス板がセンサとして形になり、良い結果が得られた時に達成感を感じます。

Q. 当学科の魅力、入学して良かったことは何ですか?

A. 授業の領域が豊富であったため幅広い分野について学べたことです。

Q. 電気電子物理工学科を目指す人にひとこと、お願いします!

A. 自分の興味がそそられることがきっと見つかると思います。今しかできない経験を大切にして下さい。

范 文博 さん

中国・遼寧省大連市第一高等学校 出身

2019年学部入学・2023年大学院博士前期課程入学

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Q. 当学科を受験した理由は何ですか?

A. 物理学に興味があったからです。特に電気は現代社会の基盤で、様々な分野に深い関わりを持っています。

Q. 学部生時代に授業で印象的だった授業は何ですか?

A. 量子力学と電気電子物理工学実験です。量子力学に関して、具体的な数式は複雑ですが、数学的な表現で色んな面白い現象を解釈できることは興味深いです。また、学生実験では実際に様々な実験をすることで知識に対する理解を深めることができます。友達と一緒に実験方法を検討したり実験結果を考察したりすることが楽しいです。

Q. 学部生時代に学業以外にどんなことをやってましたか?

A. 留学生をサポートするサークルに参加しました。各国の留学生と楽しく交流しました。

Q. 大学院に進学した理由は何ですか?

A. 興味のある分野を更に深く学び、将来専門知識を社会貢献につなげたいと思います。

Q. 今、どんなことを研究していますか?

A. 2次元半導体材料に関する研究です。このような材料は様々な興味深い性質を持ち、半導体素子の微細化に寄与できます。例えば、今のスマートフォンには様々な機能が搭載されて、反応も速いです。2次元半導体材料を用いるとその機能と反応速度を更に進化させることが可能です。

Q. これまでにどんな賞を受賞されましたか?

A. ・令和4年度 電気学術奨励賞[詳細]
・令和4年度 梶田隆章賞[詳細]

Q. 当学科の魅力、入学して良かったことは何ですか?

A. 関連知識を幅広く学べることです。そのうち、自分の興味のある分野がわかって、更に深く勉強することができます。

Q. 電気電子物理工学科を目指す人にひとこと、お願いします!

A. 失敗を恐れずにどんどん挑戦してください。

金子 若草 さん

群馬・県立太田女子高校 出身

2019年学部入学・2023年大学院博士前期課程入学

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卒業生・修了生

鮒谷 知也 さん

埼玉・県立熊谷高等学校 出身

2014年学部入学・2020年3月大学院博士前期課程修了

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Q. 当学科を受験した理由は何ですか?

A. 工学系に興味があった中で受験科目的に有利であると判断したため

Q. 学部生時代に授業で印象的だった授業は何ですか?

A. プログラミング演習

Q. 学部生時代に学業以外にどんなことをやってましたか?

A. 体育会サッカー部

Q. 大学院に進学した理由は何ですか?

A. 情報通信工学についてより深く学びたいと考えたため

Q. どんなことを研究していましたか?

A. 歩行者ナビゲーションの HMI に関する研究

Q. 現在のご所属は?

A. 日本マイクロソフト株式会社

Q. いつ入社されましたか?

A. 2021年6月(転職)

Q. 今、どんなことをされてますか?

A. セキュリティ製品の法人顧客向け技術サポート

Q. 当学科(電気電子物理工学科、電気電子システム工学科) で学んで良かったこと、今活かされていることは何ですか?

A. 一般的な IT 知識、論理的思考力

Q. 当学科の魅力、入学して良かったことは何ですか?

A. 電気電子工学だけでなく IT につながる情報通信工学についても学べ、自身の選択肢を広げることができること

Q. 電気電子物理工学科を目指す人にひとこと、お願いします!

A. 様々な技術に触れることができる貴重な学生時代をぜひとも大事にされてください。応援しています!

大津留 雅桜 さん

東京・私立東洋英和女学院 出身

2017年学部入学・2023年3月大学院博士前期課程修了

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Q. 当学科を受験した理由は何ですか?

A. 私が機能材料工学科(電気電子物理工学科の前身の一つ)を受験した理由は、物理、化学、生物全ての分野を学ぶことができるというカリキュラムに魅力を感じたためです。大学でどのようなことを学ぶのか分からなかったため、容易に専門分野を決めることに抵抗がありました。なので専門を絞らず、全てに触れてから自分の専門を決められる機能材料工学科に魅力を感じました。

Q. 学部生時代に授業で印象的だった授業は何ですか?

A. 量子力学です。本格的に実験を行うようになってから実感したのですが、量子力学は物理の多岐にわたる分野の基盤となる学問です。授業で習った計算や理論が実験を通して実際に体験できるため、非常に印象に残っています。

Q. 学部生時代に学業以外にどんなことをやってましたか?

A. 私は院進学以降、和光市の理化学研究所で実験を行っていました。そこで量子コンピューターに関する研究を行っていました。クリーンルームやHe冷凍機など、大学にはない整った環境の中、最先端の研究に携わることができたことは非常に幸運でした。量子力学、超伝導、半導体など幅広い知識が求められるとても大変な研究ではありましたが、熟練の研究員の方々に知識、技術共にご教授いただき、無事学会発表、修士論文の執筆を終えることができました。環境と人に恵まれ、非常に充実した2年間でした。

Q. 大学院に進学した理由は何ですか?

A. 4年生で研究室に配属されるのですが、研究に没頭できる時間が短いと感じたためです。せっかく3年かけて知識を学んだのに、たった1年しか研究を行えないのは非常に勿体ないという思いと、就職に関しても有利になるという下心もあったことから院進学を決意しました。

Q. どんなことを研究していましたか?

A. 将来的に量子コンピューターとして利用できる、新たな系について研究していました。量子コンピューターは量子力学的重ね合わせ状態を情報単位(量子ビット)として利用したコンピューターです。従来のコンピューター以上の計算処理速度を持つとして期待されており、現在盛んに研究されています。しかし、量子力学的重ね合わせ状態を保つ時間、コヒーレンス時間の短さが実用化に向けた問題となっています。マヨラナ粒子という特殊な粒子を用いたマヨラナ量子ビットはノイズに強く、従来の量子ビットが抱えるデコヒーレンス問題の解決手段として注目されています。固体中では、マヨラナゼロモード(MZM)という現象が、マヨラナ粒子の存在根拠とされています。実験的には、強いスピン軌道相互作用を持つInAs量子井戸上にAlのエピタキシャル層を形成した系でMZMの兆候が示されました。私の研究ではInAs2次元電子ガス(2DEG)を含むInAs量子井戸からトップダウン的に1次元ナノワイヤーを作製し、MZMを検出することを目標としました。その第一段階として、2次元InAs層に超伝導を誘起するための界面プロセスについての検討を行っていました。

Q. 現在のご所属は?

A. TDK株式会社

Q. いつ入社されましたか?

A. 2023年

Q. 当学科の魅力、入学して良かったことは何ですか?

A. 機能材料工学科(電気電子物理工学科の前身の一つ)について書かせていただきます。この学科を受験した理由に書いたように、物理、化学、生物全ての分野を学べることです。まずは浅い所から学び、それから興味を持った分野の授業数を増やし、最終的にどの研究室に入るのか決められるところです。実際に私は、大学に入学してから高校で得意だった化学が苦手に、逆に高校で苦手だった物理が得意になりました。また、学科内に物理系科目が得意な人、化学系科目が得意な人など得意分野が異なる友人ができるため、互いに苦手科目を教え合えるという利点もありました。

Q. 電気電子物理工学科を目指す人にひとこと、お願いします!

A. 大学の物理は楽しいです!楽しみにしていてください。

今井 颯 さん

埼玉・県立熊谷高等学校 出身

2016年学部入学・2022年3月大学院博士前期課程修了

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Q. 当学科を受験した理由は何ですか?

A. 現代社会を支える電気電子分野について学び、これから技術を発展させていけるような知識を得たいと思ったため。

Q. 学部生時代に授業で印象的だった授業は何ですか?

A. 「ディジタル信号処理」コンピュータや測定機器のデータ処理がどのように行われているかを学べる基礎的な授業で、数学の理論的な計算を実際に行うために、数値的に計算する方法や考え方を学べたのが新鮮で印象的でした。

Q. 学部生時代に学業以外にどんなことをやってましたか?

A. 東京に近く、モンスターをスマートフォンで捕まえるゲームが流行っていたこともあり、都心へ出かけてさまざまな施設やイベントを巡ったり、社会のいろいろな面を観察したりしました。

Q. 大学院に進学した理由は何ですか?

A. 学部時代で学んだ知識をさらに専門的に発展させ、最先端の技術の研究に携わり、その知見やノウハウなどを身に着けたいと思ったため。

Q. どんなことを研究していましたか?

A. 既存のオシロスコープなどの測定機器では観測が困難な、フェムト秒領域の超高速な過渡応答(不可逆反応など)について、波形を周波数領域に分光し、光ファイバーとレーザーなどを用いることで、時間的な制約を受けない波形計測システムを実現するための基礎研究を行っていました。

Q. 現在のご所属は?

A. 株式会社アテック

Q. いつ入社されましたか?

A. 2022年4月

Q. 今、どんなことをされてますか?

A. 電気自動車の研究開発

Q. 当学科(電気電子物理工学科、電気電子システム工学科) で学んで良かったこと、今活かされていることは何ですか?

A. 講義で学んだ基礎数学や専門分野の知識と、学生実験やレポート作成で習得した論理的にまとめる能力などを生かし、技術的な仕事に携わることができたことが良かったと思います。

Q. 在学中にどんな賞を受賞されましたか?

A. 学部時代の成績に関して、工学部賞および電気学術奨励賞を、日本光学会での研究発表に関して、第7回OPJ優秀講演賞受賞や埼玉大学学生表彰を頂きました。
・令和元年度 電気学術奨励賞
[詳細]
・第7回OPJ優秀講演賞[詳細]
・令和3年度3月期 学生表彰[詳細]

Q. 当学科の魅力、入学して良かったことは何ですか?

A. 学生実験などを通して、雷を起こすほどの高電圧装置からIT技術の基盤となる半導体機器に至るまで、電気電子の幅広い分野に多く関わることができるのが魅力の一つだと思います。

Q. 電気電子物理工学科を目指す人にひとこと、お願いします!

A. 奥の深い電気電子物理の分野に、是非挑戦してみてください!